2005年06月16日
SpaceTag的承認レイヤ
Google Mapsについてのエントリへのコメントで、ひらっちさんが
プライベートが割れそうで怖いという人にはSNSを使って、行動範囲が重なる人が表われるまで公開を限定するとか。と書かれていたのが、位置情報の重なりをベースに情報の配信を制御すると言う点で、香川大学垂水教授の提唱しているSpaceTagの概念に似ているな、と思って、面白かった。
重なるかの判定にはゼロ知識証明が使えないかな?
というか、AAA(認証、承認、アカウンティング)の3要素のうち、認証の方法がTypeKey、OpenID...と色々出てきているように、その上の承認レイヤも、FOAFによる友達承認から、SNSでの同一コミュニティ所属承認、SpaceTag的な位置での範囲内所在承認、等いろいろあっても面白いのかな、と思ったよ。
SpaceTag技術って、実装が、プロトコルにしろデータの蓄積・吐き出し方法にしろ、DataBaseのようなレポジトリ層のシステムとして機能したいのか、Apacheのようなプレゼンテーション層のシステムとして機能したいのか、はたまたMovableTypeのようなCMS的な機能を実現したいのか、がさっぱり判らず(まあそれだけが問題じゃないんだけど)、仕様の見直しも全くされなかったのでグダグダのまま終わってしまったんだけれども、
でもSpaceTagという概念自体は、結構今見ても新鮮と言うか、ちゃんと仕様考えて今の技術使って再構成すれば、面白くなるとは思うのね。
SpaceTagの情報を位置に貼る、はがす、貼り直す、とかって感覚なんて、ATOM-APIの発想と非常に親和性あると思うし、そのATOM-APIはというと、Nokia携帯に標準実装された例のように、SpaceTagが主眼のターゲットとしている携帯機器にまで広がってきているし。
というか、以前書いたこの位置情報付きATOM-APIの発想も、元々SpaceTagの仕様近代化作戦の一環で考えていたんだけれども。
こういう形でプロトコルをATOM-API、記事配信承認をApacheモジュールでの実装、そして位置情報蓄積のバックエンジンをPostGIS等の汎用で優れた技術を使えば、今からでも結構面白いものは作れるんじゃないかと思っています。
というわけで、位置情報での今風なコンテンツ配信・承認システムの研究、ぶっちゃけSpaceTagの近代化に、幾多の困難を乗り越えて取り組みたい!という人は、香川大学垂水先生の下で研究されてはどうでしょうか。
ただ、行くべきは香川大学で、間違ってもそういった事がやりたい!といって、SpaceTag社の東京事務所に行かないように。
100%乗り越えられないであろう困難に襲われますので...(というか、それぐらいなら自分で起業なされる事をお勧め。まだ困難の度合いが低い)。
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