2005年11月07日

有名神社伝統行事で儲けるビジネスモデルないですかね

Posted by nene2001 at 01:52 / Tag(Edit): traditional kyoto kyogen business / 0 Comments: Post / View / 0 TrackBack このエントリーを含むはてなブックマーク

京都から帰ってきました。
あちらで師匠から聞いてきた話、固有名詞書いて大事になってもアレなのでここでは書かないが、興味あればうちの狂言会のサイト見たりメイルくれたりすれば判ると思います。

京都観光で確実に五本の指、ある季節を限って言うなら確実に一位になる某神社の宮司が最近代替わりしたらしいんだけど、
その際に前宮司時代にできた赤字の削減策として、年中行事としての文化行事や伝統行事の打ち切りを画策しているらしい。
年始のプロ呼んでやる能奉納とか、夏祭りの演じ物の一つである某伝統行事とか。

その伝統行事は、その神社で数百年の伝統のあるもので京都から地方にも伝わりながら、本家の京都ではしばらく断絶していたのを、
師匠が文献調査や地方の伝承先調査を行って50年前に復興させて以来、神社の年中行事に組み込まれて、
代々師匠の社中と言える我々狂言会が伝承してきていたわけ。
で、それが経費削減策で切られるというので、師匠としては復興に尽力してきたのに何て事だ、それなら他の神社にでも売り込むよ、見たいな感じの話になっちゃってるみたいなんだけど、

なんか伝統行事と銘打ってるのに、こっちで切られたからと言ってあっちに移るというのもなんか話が軽すぎて...という感じがする。
個人的には前々社の頃、不況で主流部門じゃなかったという事で子会社出向という悲哀を経験しているだけに、金が回らなくなった->はい削減、紛糾、というのはもうこりごりなのね。
これからは価値がなくなったから切るというより、価値を創っていく時代だと思っている、というかそうあって欲しいと思ってるんだけど、
そう考えた場合、それだけのネームバリューがある神社で、一応これだけの伝統がある行事という背景があれば、単に金が出るだけだから切る、なんて考えじゃなくて、うまくプロデュースすれば金を生み出せると思うんだけど...いや思うだけで具体案は俺にはないんだけど...。
行事の一環で、その行事の装束のまま京都の繁華街練り歩いたりするので、その時化粧回しのノリでスポンサー募集するとか...あるいは伝統行事に援助出資しているという事実自体を企業のメセナ活動として宣伝材料にするとか...うーんありきたりで金になりそうもない案しか私には浮かびませんが...。
誰かなんかいいアイデアないですかね?
知名度半端ない大神社と、筆頭とはいえ外弟子(家元の血筋以外の狂言師)でいろいろ苦労しながら、知恵と努力と外交で独自の立ち位置を築いてきた老獪な80歳近い老狂言師、この2者を相手になんかビジネスプラン提案できる人は、手挙げてくれたら本当紹介しますよ。

で、まあ今回の一件どう転ぶにしても個人的に感じた反省点があるとすれば、伝統行事と銘打ちながら、復興後、本当の意味で地域に溶け込めなかったんじゃないかなーという気がします。
だから、50年続いていたって、その伝承者は地域に根ざさない学生連中とかで、神社側から見れば師匠個人との関係、いざとなればその細い個人の関係を切ればすむという感覚にしかならなかったのかなと。
いや、そもそも神社奉納の伝統行事とかってのは、神社が流れ者の芸能集団その時その時雇ってやらせてたのが元の姿だろうから、今の形態が間違ってるわけでもないとは思うのだけれども、
でも今は伝統とかいう言葉を聞けば、その地域に根ざして、その地域の住民で守られてきたものという印象が強いのだろうし、そこが売りになるのだろうから、 行事の実演者を地域住民から募集して受け継がせるとか、そういう活動をすればよかったのかなと思う。
そうすれば神社も簡単には切れなかっただろうし。
狂言会はその補佐というか、例えば行事の実演部分でなくても、今はテープで流してる(これも伝統行事といいつつ安っぽい印象を与える一因でもあった)囃子や謡なんかを、生で演奏・謡う役どころを引き受けると言うのもアリだろうし、
或いは京都は祇園祭で町衆みんなが囃方になる街柄なのだから、逆に実演側を狂言会で受け継いで、囃子方を京都の地域住民に頼むとか、そういう形での伝統を演出すればよかったのかなーと、思いました。

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