2006年02月05日

神はディテールに宿るのではあるけど

Posted by nene2001 at 07:06 / Tag(Edit): open idea public domain / 1 Comments: Post / View / 1 TrackBack このエントリーを含むはてなブックマーク

アイデアはパブリックドメインでいいじゃん、という思想 : 浅倉卓司@blog風味?

「これは凄いアイデアだ!」なんて思うモノは、その時点ではただの思いつきに過ぎないのですよ。 
  .........
そんなわけで、「アイデア」なんてものはパブリックドメインでいいじゃんと思うし、そのアイデアで報酬を得ようなんていうのは欲張り過ぎだと思うのです。

私自身こんな記事を書いてるわけなので、大筋では全く異論はないのですが、でもあまり立場を下げた書き方をしちゃうのにもちょっと違和感があるというか。

というか、神はディテールに宿る、それは真実だし、浅倉さんの書くように私もまさに「時間がとれないとか実力が伴わないとかいろいろある」けど「そのアイデアが実現するのは見たい」ので、自分でできそうもない(或いはできそうでも他の人がもっと早くできそうなものであれば)アイデアはオープンにしたりしてるわけなのですが、それは別にディテールを考えたくないわけなのではなくて、本当は「時間がとれ」て「実力が伴っ」ているのであれば、自分もディテールを考えるプロセスに参加したいわけなのですよ。
大事な自分の子なのだし。

それに単に思いつき→実装と単純なものなら誰に組んでもらっても同じように使えるのかもしれないですが、実際にはディテール化ってのは多次元にわたりますよね。
どんな機能をつけるか、どんな仕様に基づくか、どんなUIを使うか、とかとか。
その辺がちょっと違うだけで、全然自分が思っていたのとは違って使い物にならなかったりするし、そうなると今度は逆に巨視的に見て似ている実装が一つあるために自分の好みにあう実装が出にくくなってしまう結果になったり。
具体例でいうと、私、昔あるケータイ向けゲームを一般公開・提供していたのですが(というかバレバレですが)、転職なんかでまさに「時間がとれ」ず「実力が伴わ」なくなったので、他の方にお願いして管理を引き取ってもらったんです。
ところが、そのゲーム私も管理人であったと同時にユーザでもあって楽しんでいたのですが、移管した途端大筋は変化ないもののディテールが変わってしまい、私としてはほとんど遊べなくなってしまった経験がありました。
元々大筋では外を活発に出歩くユーザにしか楽しくないゲームであったのですが、管理人をやってれば出歩く時間があるくらいなら管理しないといけなかったということで、普通のユーザの楽しみ方は元々できませんでした。
でも、出歩かないユーザにとっても楽しい(少なくとも私にとっては)ディテールがあったので私もユーザとしても楽しめていたのですが、移管後その辺がほぼなくなってしまい、大筋の外で活発に出歩くユーザ向けの楽しみしかなくなってしまいました。
引き継いでくれた新管理人さんを責めているわけでもないし、むしろ言うまでもなく、他のユーザに迷惑をかけることなく引き継いでくれたことを感謝してはいるのですが、一方でディテールの決定に参加できる立場ではなくなるということの意味を思い知らせてくれた一件でもありました。

なので正直言ってしまえば、どんなアイデアでもかわいい自分の子、本当ならディテールの検討まで参加したいわけですよ。
ディテールを実現するための「時間が取れ」て「実力を伴え」る立場になりたいと思うわけです。
なので、アイデアをオープン化するのは、「アイデアを実装してもらって実現したい」という建前とは別に、本音を正直に言ってしまえば「いつかそういう立場を得るために、アイデアをオープン化していくことで、人脈を拡げたりといった形で梃子としたい」というのがあったりします。
「今」のアイデアを手放して犠牲にすることで、「将来」のアイデアを自分の管理の元におけるようになりたいなあと。
(いや手っ取り早く、やりたい事があるならその手の会社に転職すればいいじゃんと言われると思いますが、全くその通りなのですが恥ずかしながら今のところ連敗中でございまして。)
そんな梃子にできるような大それたアイデアを提供できているのか、と言われるとはなはだ疑問で笑われているかもしれませんが、まあその辺は自分を信じられるのは自分しかいないので、信じるしかないのかなあと。
実際商用サービスを開発したもろもろの中の人から、うちの記事に対し「参考になりました」とかってメールもたまに来たりしますしね...だからといって立場何も変わってないですけど...うーむ持論崩壊。
まあ、それはそれとして。

そんな風に思ってたりもするので、アイデアよりディテールこそ命、それは全く認めるのですが、かといってアイデアを出すのが全く無価値のように思われてしまうと、ちょっとなあとも思ってしまうのです。
ディテールを扱える「実力」があることは全く本人の才能と努力の賜物だと思うのですが、一方で「立場」にいることはほんの少しの運の違いだったりすることもあると思うので、それだけでディテールを扱える側が一方的にアイデアを吸い取ってどんどん「実績」を挙げていって、立場が固定してしまうのはどうかなあと。
アイデアだけでは「実績」にならないのは認めますけども、ディテールを扱って「実績」を挙げるための立場のチャンスは、アイデアだけでも流動化してもいいんじゃないかなと思うのです。

...30代も半ばを過ぎようとしてるオサーンの書く愚痴ではないですけどね。

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[*] アイデアを出すことの価値
Excerpt:  僕もアイデアを出すことが全くの無価値だとは思っていないです。 そんな風に思ってたりもするので、アイデアよりディテールこそ命、それは全く認めるのですが、か...
Weblog: 浅倉卓司@blog風味?
Tracked: 2006年02月11日 16:53
Comments

きょうここはドメインっぽいblogしなかった?

Posted by: BlogPetのここ at 2006年02月06日 09:49
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