2006年02月18日

直感ってモデリングと並列計算能力じゃないかなあ(2)

Posted by nene2001 at 11:21 / Tag(Edit): brain quantum computing inspiration / 0 Comments: Post / View / 1 TrackBack / Google Maps このエントリーを含むはてなブックマーク

弾さんへのレス。(私の方の元記事)。

量子コンピュータ!=並列コンピュータ -404 Blog Not Found-

一般に「並列計算」と行った場合には、まず問題を「小分け」にし、それを各計算機に「割り振り」、最後にそれらを「まとめる」という過程を取る。
ところが、「量子計算」では小分けにしないで、いっぺんに「重ね合わせ」なければならない。
問題をバラしては行けないのだ。この点で並列計算と量子計算はまさに正反対で、強いて呼ぶなら「同列計算」と呼ぶべきだろう。
もっとも、著者にしてからが「超並列計算」という言葉を使っちゃっているので読者が誤解するのも無理はないのだけれども。

えー量子コンピュータ全体を正しく把握してるかと言うと全く心もとないですが、その点は理解しております。
適当な表現がみつからなかったので、従来のコンピュータではシーケンシャルな処理で結果を出していたものを一気呵成にやっちゃうと言う意味で、直列の対義語→並列と、言葉の選択時に短絡してしまいましたが、その辺の違いは弾さんも指摘してくださった

それもグリッドコンピューティング的なそれよりはむしろ量子コンピュータ的な計算能力じゃないのかな

あたりでフォローしたつもりでした。
同列計算と言う造語はいいかもしんないですね。

人間の直感が量子的になるかというとそれも違うと考える。

でも、シーケンシャルな処理がされてるようには思えないんですけどね。
街歩いてて漫然と雑踏の風景を見ていても、単に映像を得ているだけではなくて、その中で人間の顔が占める領域は、いくつあろうとほとんど一瞬で判る(実際、脳の一部が壊れちゃった人は、人の顔の写真があってもそれを顔と捉えられない、という話も聞いた事がある)。
こんな事コンピュータにさせようと思うとすげえ大変なのに、脳だとシーケンシャルな処理だとコンピュータと比較にならないほど遅いのに、こういうのは一瞬で処理できたりする。
そもそもシーケンシャルじゃ無理だし、かといって得た視覚映像をグリッドで区切るとかで、シーケンシャル処理の連合による並列計算してるとも思えない。
得た映像をそれこそ「同列計算」でぶっこんで、少ないクロックで量子コンピュータ的な処理させてるように思えるんですけども。
直感にしても、ひらめきで解決を得るのに、対象となっている問題とは全然関係ない経験や事実が突然結びついて解決になったりすることがあるわけですが、問題と関係ない過去の全ての経験なんかを全てスキャンして類似性を調べるのに、いちいちシーケンシャルな処理をしてると全く追いつかない。
過去の体験のモデル化したものを、少ないクロックで比較できる同列計算で全照会できるからこそ、実現できるメカニズムではないかと思うのです。
 ※ 本能的な処理と直感が同次元のものかは、まだ判んないわけですが

決定的に違うのは、量子計算においては、今のところアルゴリズムは人間が設定せざるを得ないところだ。
だから、特定の問題を解く量子コンピュータは作れるが、問題の解き方を解く量子コンピュータは今のところは作れない。

元々「直感」でアルゴリズムを作れる人はいないですよね...というか直感を意志の力で操れる人はいない(いたら幾らでもひらめき放題)ので、アルゴリズムを作ったりするのは脳の中のシーケンシャル処理部分ということじゃないかと思います。
それに元々直感・ひらめきって、そんなにいろんなアルゴリズムがあって、後天的に意図的にアルゴリズムを増加できて、ってもんでもないと思いますよ。
ですから(進化の過程で突然変異的に得た?)先天的に備わっているアルゴリズムだけでも十分なのかもしれません。
元々は単純な、モデル間のトポロジー的な類似性を、量子コンピュータ的に少ないクロックで比較し真偽を得るだけの、単純な回路ではないかと思うのです。
具体的な事象の直接入力を扱うのではなく、それが経験の中でモデル化されて頭の中にあるものに対し、そのモデルのトポロジー的類似性を得るだけの回路。これ。
それが応用されてどう使われるようになるかは、その後の経験・生活による脳の発達過程などで、脳のシーケンシャルな部分とどう役割を分担し合うかで変わってくるんだとは思うのですが、基本はその程度のアルゴリズムがいくつかあるだけ、なんじゃないかと思います。

脳の中の、その量子的な部分が扱うためのモデルを作るのがシーケンシャルな部分。
でもそのモデルの作り方にも人それぞれな違いが生じるので、モデル生成のアルゴリズムの中でもシーケンシャルな部分が一部量子的な部分に力を借りたりと、複雑怪奇・多階層的に織り成しているのが脳内回路なのかなと思います。
もし私の仮定が正しいとしてですが、シーケンシャル部分と量子的部分の複雑な連携の結果じゃないかと思うのがアハ体験の白黒写真じゃないかなあと。
普通の目からの映像なら単純に量子的処理に回してスルーなんでしょうが、白黒だと比較すべきモデルが多すぎて(或いは元々モデル自身を色彩・明度等の階調で持っているので、モデルを白黒2階調にフィルタするのに時間がかかる?)中々判らない。
でも、論理的に「答えはこれ!」と聞くと、それにあわせて今度はそうとしか受け取れなくなってしまう。
この辺、普段は量子的に瞬間処理する映像信号に対し、先にシーケンシャル処理が入ってから処理される結果なのかなあと。

とか長々書きましたが、妄想を膨らませていくと際限がないわけですけど、素人がいろいろ考えても前提の一つでも間違ってたら大恥かきまくりなので、弾さん紹介のペンローズの本でも読んでまず先人の考えをベンキョーしてみますです。
というわけで、ソッコー買いましたので、今月の売り上げで同本が上がってましたらそれ私の購入です。 > 弾さん

----追記----
似たような話題について書かれている方がいたので、TBを打ったのでこっちにもリンク貼ります。
同時に考えよう : GCD

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