2006年03月06日

北澤八幡宮春季大会 芸能会

Posted by nene2001 at 06:03 / Tag(Edit): kyogen iroha / 1 Comments: Post / View / 0 TrackBack / Google Maps このエントリーを含むはてなブックマーク

もう一発狂言ネタ。
うちの社中が、誘われまして急遽北澤八幡宮の祭りで狂言奉納します。
急な話でもあり、忙しい事もあって私は舞台に立ちませんが(というか見に行くかも怪しいかも)、ぜひお近くで興味のある方は、見に来ていただけるとありがたいです。

(1)日  時    平成18年 3月26日(日)13,00~15,00
(2)会  場    下北沢 北澤八幡宮 舞殿
   [map_tb:35/39/10.387,139/40/22.275:D]
(3)番  組    

曲名 役名 演者 
『延命袋』 主 人  西原  尚 
  太郎冠者  今井 大介 
  妻  白井 由希 
『神 鳴』  雷  白根 美希 
  医 者  小林 大介 
『二九十八』  男  春田 一成 
  女  堤 由起子 
『呼 声』  太郎冠者  西川 淳也 
  主 人  木村 正雄 
  次郎冠者  高野 明子 


(4)狂言粗筋

『延命袋』 

妻が親里へ用があって帰っているのを幸いに、夫は離縁状を太郎冠者に持たせて遣る。
太郎冠者は嫌がるが、行かなければ成敗すると言われ、是非も無く離縁状を妻の所へ届ける。
夫から珍しく手紙を貰って喜んだ妻も、離縁状と分かると烈火の如く腹を立て、直ちに夫の許に帰って来て夫を非難するが、聞き入れられないと分かると非常手段を取り、離縁を承諾するから「暇の印」をくれと言う。
狂言の中に多く登場する「暇の印」と言うのは、妻が夫の身に付いた物を受け取るという事は、夫婦間で離婚する事は納得していると言う事を、両親や仲人に了解してもらうための証拠品であったらしい。
所が、妻はとんでもない物を要求したのは、経過は兎も角も結果はおめでたい話である。

『神 鳴』 

藪医者であるため京では商売出来なくなった男が、東(アズマ)[関東地方]では医者が少ないと聞いて東へ下る。
愚痴りながら広い野原を歩いていると、俄かに空が曇り雷鳴が響き出したので、野原を右往左往していると目の前に雷が落ちて来た。
この雷は大変にそそっかしくって、雲の上を走り回っている内に、雲の隙間から落ちて来て腰を打って天上出来ない。
傍に蹲って震えているのが医者だと分かると、雷は腰の治療を頼む。
医者が恐る恐る針治療をすると、この雷の臆病な事、臆病な事。 
「地震・雷・火事・親父(オヤジ)」と言って、昔から恐ろしい物に順位が付けられている。
二番目から後は頭韻や脚韻で滑らかなため、人はよく口にする。
まさに二番目に恐ろしい雷がこの狂言では少しも恐ろしくは無い。劣等感が優越感に転換すると、筋肉の弛緩が始まって人々は口辺に笑みを浮かばせ、時にはその誇張と矛盾とに声を上げて笑う。
腰の痛みが治った雷は八百年間の天候順穏を約束して、舞いながら天に帰って行く。 

『二九十八』 

清水の観世音菩薩に妻乞いの祈誓を描けた男が、お告げの通り西門の一の階(キザハシ)で(カヅキ)を着た女性と逢う。
和歌を詠じ、私は御夢想の妻で、住んでいる町名は何処で、角から何軒目の家だと九九で教えて去って行く。 
男は「にく」と言われたので憎いのかと疑うが、九九で答えたのだと解ると、和歌にも優れ、算勘にも達している素晴しい女性だと感激し、見目も美しいであろうと喜んで女性の家に行く。
被を着たままで祝言の盃事も済み、さて、ご対面と被を取るとこれがお多福面。
いつもの狂言のパターンである。 
観客の予測・期待が見事に的中するわけだが、男の役者は期待で胸を膨らませて、状況を進展させて行かねばならない。
面白がるのは観客で、男が懸命であればある程面白い。 

『呼 声』 

太郎冠者が無断でどこかへ出掛けたのに腹を立てた主人は、次郎冠者を連れて太郎冠者の私宅へ叱りに出掛ける。 
次郎冠者が案内を乞うと、太郎冠者は隣りの者であるが、留守番をしていると居留守を使う。
主人が案内を乞うても居留守を使う。
何とかして呼び出そうと、次郎冠者が『平家節』で呼んでも、主人が『小唄節』で案内を乞うても、太郎冠者は同じ節で居留守を使う。
その様子が面白いので、主人と太郎冠者とが『踊り節』で浮きながら案内を乞うと、太郎冠者も『踊り節』で居留守を使うが、ついつい調子に乗って家の表まで浮かれ出て、居留守が露見してしまうと言う狂言である。
単純な物語を、当時流行していた各種の『節物』で彩り、反復の面白さと予測の笑いとで構成したこの狂言は、ナンセンスながら、笑いの本質に立脚した秀逸の狂言であると言える。
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ねねは、ネットでうちとかをBLOGしなかった?


Posted by: BlogPetのここ at 2006年03月06日 09:32
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