2006年03月16日
ALPSLAB Clipは新しくはないんだよね
書く暇もなくて一昨日の事になりますが、ALPSLABの中の人...というのともちょっと違うんだよね?仕掛け人?のにのっちさんと久しぶりにお会いしました。
相変わらずあっちに飛んだりこっちに飛んだり、アクティブな人でしたなー。
Blogosphereの有名人と会いまくっているとか。ウラヤマシス。
仕切るのは苦手な私ですが位置情報系の人だったら声をかければ集まってくれるので、Blogosphereの人も巻き込んで「どこ2.0」みたいなのできればおもろいかもね。
会っていろいろALPSLABに限らずいろいろアイデアや情報の交換をしてきました。
ALPSLAB baseの個人ベースでの情報切り出しや、タグ付け案、ケータイ位置情報なんかと連携したリアルタイムでのPC上位置情報とリアル位置情報の連携等等。
詳しくは書けませんが、いろんなAPIの提供など、ますます発展させていく予定だそうです。
にのっちさんはアメリカの位置情報関係の会議(Where2.0ではないらしい)なんかも出てたことがあるみたいなんですが、あっちのとんがった連中相手に話しても「Crazy!」と言われたようなネタとか、いろいろポケットがあるみたいです。
私もCrazy大好き!なので、いろいろ期待できそうです。
さてまあそんなこんなで、公開後1ヶ月も経たないうちにGoogle検索結果で20万件を越えたALPSLAB、Alexaランキングも順調に上ってますが、
これはけなすんじゃなくて賞賛する意味で言うのであり、またALPSLAB baseの方は本当に新しいのであるけれど、ALPSLAB Clipの方は、それ自体は別に新しくはないんだよね。
経緯度を指定すれば、地図が取り出せる、これは一昔前の地図サイトの地図画像なら普通に出来た。
住所から地図を出すのも、直接は無理だけど、地図サイトの中にはたいてい住所の検索IFがあるから、それ経由でスクレーピングしてジオコーディングは余裕で出来た。
実際、過去のケータイ版ここギコでは、いろいろ移り歩きはしたけど、そんな地図サイトから地図画像をもらって表示してた。
じゃあ、何が新しいの?というと、それは地図会社が、無料でユーザの申請・登録も要請せず、利用できる地図を公開したこと。
しかも、単に公開しただけでなく、プラグインや住所での直接I/F等、より使いやすい環境を準備して、Welcomeな状態で。
これが一番革新的なところ。
数年前は酷かった...ここギコで最初は著作権無視で、ALPSLAB Clipと変わらないレベルの簡単な取り合いで取得できる、某社の地図サイトでの画像を拝借していたのだが、正式にいろいろサービスしたいなと思って、同社にアクセスを取って営業さんに来てもらった事があった。
普通に利用料金表に従う限り、同社のWeb地図は、月10万円以上もの金を出さなければ正式には使えなかった。
私はいろいろ位置情報を利用したサービスに可能性がある事を訴えて、その実験的なことをやりたいのだが、サーバ代の10倍もの価格・月10万円ではとても出せない、実験的・当初は非営利であることを考えて何とか安くできないだろうか、と交渉した。
最終回答はこうだった。「判りました。それでは大負けに負けて、月1000枚の画像までで2万円で手を打ちましょう」
話にならなかった。月1000枚?1日30枚強、10人のユーザが1日1回位置を取って、2回地図スクロールすれば終わってしまう数じゃないか。
結局私は「パクる先を(笑)」他社の地図に代えて、また最終的には地図ライセンスの問題も片付かず携帯版ここギコはなくなった。
そのうち、件の地図会社のWeb地図は、地図画像のURLにハッシュがついて、要求後一定時間経過すると画像が見れなくなったり、また住所から地図を取得するような場合でも、住所と紐付けられるURLを1回1回違うものが発行されるような機構を設けて、地図画像・位置情報が容易に無断利用しにくくなるような機構を設け、地図を使いたいならお金を払え、といった姿勢を鮮明にした。
わざわざ、そんな機能をつくる手間と工数、また機器負荷をつけてまで。
多かれ少なかれ、他社も似たような機構を設けるようになった。
地図を作るってのは、決して楽な作業ではない。
どこの地図も国土地理院の公開・配付している基礎データを元にしているのは間違いないけど、何年かに1度しか更新されなかったりするその元データから、間違いを修正したり、すごい人数の調査員を使って調査して定期的に新しいデータに置き換えたり、そりゃ大変な作業だ。
それこそ、このエントリで書いたような作業(この話を教えてくれたのがまさに元ALPSにいた人だったりするが)を全国くまなくやったりするような作業なわけだ。
だから、それを使うのにも高い金が必要だろ、というこれまでの考え方も判るのだ。
でも、これまでの地図屋は、それをたてに、それから「お金を生む」方の過程で、全くリスクを取らなかったんだよね。
いろんな地図や位置情報を使ったサービスの可能性があったとしても、私たちはリスクは取りませんよ、そのアイデアで儲かろうが失敗しようが、うちとしてはこれだけの利用料はいただきますよ、と言う感じ。
これって結局、相当出来レースで儲かると判りきった商売でもない限り、こういう事試してみよう!みたいなアイデアを参入障壁の高さでことごとく潰してきたことになるし、事実上地図や位置情報を使った実験的サービスは、限られた地図屋の技術者しか考える権利を与えられない、といった状況になっていたわけだ。
ところがGoogle Mapsなんかも出てきて、Web2.0やマッシュアップの文化が広まってくると、状況が変わってくる。
公開されたリソースをベースに、いろんな人がいろんなアイデアをベースに、いろんな事をためしていろんな可能性が生まれてくると、従来の考え方で自社の人的リソースだけで考える道しかもたない会社では、リソースを公開しいろんな人にいろんなアイデアを喚起させられる会社に、あらゆる面で遅れをとるのは必然。
そうして新しいアイデアで新しいビジネスができそうになれば、それを内部に取り込んでいけばいい。
そういった方向に、地図屋の中でいち早く取り組んで先行者メリットを出そうとしているのがALPSでありALPSLABだと、私は捉えてます。
にのっちさんに聞いた話だと、地図屋のサービスだから、Google Mapsとは違って、定期的に最新の地図が常時表示されるし、一方でジオコーディングのデータを内部で履歴込みで持ってるから、住所で画像表示してても、市町村合併で「○○町」が「××市」になっても、これまでの「○○町」でも地図が出るようにはできるし、一方で「××市」でも地図は出せるらしい。
この辺のジオコーディングのデータも、やっぱり会社の持つ大切な著作権データと言うことで、社内の頭の固いお偉いさんとかからは渋い顔をされているらしい。
そんな抵抗もあって大変かもしれないけど、ALPSLABにはこれからもがんばって欲しい。
またまた昼休みに追われて後半論旨ぐちゃぐちゃかもしれんがご勘弁。
Excerpt: 先日ALPSLABのにのっちさんと会った際、はてなワンワンワールドの面...
Weblog: ここギコ!
Tracked: 2006年03月20日 14:24
とりあえず、私の方も生きてます宣言。
それはさておき、Alps のおかげなのかどうかはわかりませんが、
マピオンは相変わらず、こっそり使うには使いやすいですね。
ttp://www.mapion.co.jp/c/mk?grp=all&uc=2&nl=35/00/00.000&el=135/00/00.000
こんなのまであるし。
![[ここギコ!]](http://kokogiko.net/logo.png)



・MovableType 3.2、MT::App::Trackback.pmの修正(Jak)
・MovableType 3.2、MT::App::Trackback.pmの修正(ambox.su)
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・わしズムを読んで「アイヌは民族じゃないよ だから先住民族ではあり得ない」というような奴には、「国連先住『部族』の権利に関する宣言だよ」で問題ない(kokogiko)
・わしズム内の一服の清涼剤「るいるいかむい」(kokogiko)
・大和民族の定義云々について(kokogiko)
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・「定義できない」とのたまうものを自説根拠の説明の中で延々と使う不誠実(笑)(kokogiko)
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