2007年01月07日
在日特権とかいうヤツ
なんか2ちゃんねるとか見てたら、たまに「在日特権」って言葉が出てくるので、何のこっちゃ、特別在留資格特別永住者資格(の間違いでしたすみません)のこととかかねえ、まあ「特権=特別な権利」だから、経緯知らない人間からすれば批判の対象になるのかもしれないけど、それは日本が戦前戦中は一視同仁とみなしておきながら、サンフランシスコ平和条約の翌朝には一方的に反故にしたんだし、その末裔に対しても出生地主義でなく血統主義で他国籍のままに留めおいたんだから仕方ねえだろう、とか思ってたんだけど。
(「韓国の日本への併合・同化」「終戦後の韓国・朝鮮籍への強制移動」「血統主義による在日子孫の韓国・朝鮮籍取得」いずれも韓国人側から望んだことだ、と主張する向きもあるしそれは一面事実だろうが、どんな意見でも一部の人間が主張することはママあるわけだし、それを個々の立場の違いも考えず一律適用したところに問題の根があるわけなので、その辺へのツッコミは筋違いです。為念。)
おとといくらい、某スレですごいコピペを見てしまった。
検索してみたらブログなんかでもあちこちでコピペ流通しているみたいだけど。
一部抜粋
《 在日が帰国・帰化しない理由 「在日特権」 》
[地方税] 固定資産税の減免
[特別区] 民税・都民税の非課税
[特別区] 軽自動車税の減免
......
[水 道] 基本料金の免除
......
いやあ、俺も在日の友人それなりにいるけど、こんな話聞いたことないわ。
ようこんなデマが堂々とまかり通るもんだ。
例えば、水道料金一つとっても、反証はこちら。
それで自分で調べもせずこれをコピペで流通させる人間の気も知れない。
こういうのがあるから、死ぬ死ぬ詐欺批判にせよ、ネット上の運動を無批判に評価できないんだよなあ。
いい方向に流れれば、これまで日が当たらなかった問題にメスを入れていくそのパワーはすごいと思うのだけれども。
ちなみに、上記水道料金の反証記事を載せているブログは、どちらかというと嫌韓(笑韓?)の立場からのブログのようですが、冷静に事実を明確にしようというスタンスは素晴らしいと思います。
そういう人ばかりだったならば、ネットに全幅の信頼を寄せる事は可能かとも思うんですけども。
いろいろ追っていて気付きましたが、Wikipediaにも、在日特権の項ができていますね。
さすがにこいつは、「ネット上の百科事典」にファクトレベルでの嘘は載せられないと思ったからか、「水道料金減免」とかの全くの嘘は姿を消して、項目表題レベルでは「確かにそういうものはある」というものだけになってはいるみたいですけども(もし間違ってたら、ファクトレベルでも嘘が混じっていたらごめんなさい)。すみません、よく見るとWikipediaでは
在日コリアンは韓国や北朝鮮と日本の間を自由に行き来することが認められている。
と書かれているのに対し、後で挙げるDocSeriさんの記事では
在日韓国人のための複数の情報サイトにて出国の際に再入国許可証の交付が必要である旨記載があるところをみるとそのような特権はなさそうに思われる。
と書かれているように、ファクトレベルでの嘘も混ざっていそうな感じですね。ただ、後に挙げるような、Wikipediaでは無視されている各項目の背景や経緯を見ればそのような措置が存在するのは仕方がないわけですけれども、事実として項目レベルでは、たとえ一部であっても「そのような事実がある」ということは嘘ではないということが、出回ってるコピペと比較して多そうであったので、当初のような記述となっておりました。
でも各項目の経緯や背景の説明レベルでは、嘘とまでは言わないまでも、かなり一方的な説明しか加えられていないみたいですね。
例えば、どうして特別永住者資格に代表される在日特権?が生まれたかについても、日本が過去韓国を植民地にしていた(=韓国人は日本国民だった)ことや、終戦後一律に一方的に日本籍を取り上げた事などには触れられていないし。
在日韓国人の地方参政権取得運動なんかでも、その主張が地方参政権に限られている事や、地方参政権については法律の解釈上、参政権の所有者は国民ではなく住人=定住外国人等も含まれると言う説があること、また朝鮮総連なんかは飽くまで北朝鮮の在外公民という立場を取っている事から、参政権取得には逆に反対していること等は一切記載されていない。
(ちなみに、私は在日が外国籍のまま参政権を取るのには反対の立場です。その主旨は嫌韓な立場からのそれとは違うけど。)
Wikipediaでの一方的な記載に対する反論・考察は、こちらの記事やこちらの記事(その0、その1)で加えられています。
後の記事の作者、よんひゃんさんはもしかして旧知の方だろうか?(ネット上だけで、会った事はないはずだけど)
名前が一緒だというだけで、知り合いとは断言できないとは思うけど...もし上記記事で変なこと書いとったらツッコミヨロ。
Excerpt: 俺は、今の自由なこの日本では、言うまでもなくどんな考え方を持っていても...
Weblog: ここギコ!
Tracked: 2007年01月11日 01:22
Excerpt: 2007.2.21.12:30ころ 「玉川大学問題」でいろいろブログを眺めていて
Weblog: 多文化・多民族・多国籍社会で「人として」
Tracked: 2007年02月21日 12:28
Excerpt: こんな記事を書いている関係上、三重県の在日税減免の件があったのでツッコ...
Weblog: ここギコ!
Tracked: 2007年12月14日 00:11
Excerpt: 以前の記事にコメントをいただきそれに返答をしましたが、別記事に取り上げ...
Weblog: ここギコ!
Tracked: 2007年12月22日 10:50
ねねさん、おひさしぶりです。「狂言」でどなたかわかりました。わたしのほうが一方的に存じ上げてるのだと思ってたので、ちょっと驚きましたけど。
ごあいさつだけで、ツッコミは、とくにないです(笑)
おひさしぶりです。
すみません、「ここギコのねね」の通り名で知られてるもんで、それで判るかと思ってましたが、その呼び名はすぐ判るところにはどこにも書かれてませんでしたね。
と言いつつ、確かよんひゃんさんが活躍されていたころは、私はなんか出がらしみたいな存在感しかなかった気がするので、下手したら私の方こそ知られてないかなあとか心配していたのですが。
Posted by: nene at 2007年01月09日 01:46はじめまして.
いつも楽しんで記事を読ませていただいております.
少し前まで笑韓にかぶれていたので,ちょっとだけ「ん?」と思ったのですが,
日本国籍の剥奪に関しては,
・韓国政府と日本政府の合意があった
・在日朝鮮人の方々の反対は無かった
だったと思うのですが・・・?
ぺこさんこんばんは。
ちょっと調べてみましたが、
http://blog.goo.ne.jp/pontaka_001/e/d687fdc583d3da24810e38aa6291760d
http://feblog.rmnv.mods.jp/?eid=70261
必ずしも日本だけが悪かったわけでもないようですね。
よって、例えば中立的であるべきWikipediaに記載するような論としては、私が書いたような「終戦後一律に一方的に日本籍を取り上げた」というような記載は、全くよくありませんね。
ただ、市井の「個人」の立場からすれば、責任が日本であろうが韓国であろうがGHQであろうが、歪みの残る処置を一律に押し付けられたという点では変わらないのだろうと思います。
そして、(仮に、ですが)当時の状況からして韓国政府が一番悪い、という事になったとしても、だからといって韓国が今さら日本で生まれ日本語を母語として育ち日本に愛着を持つ在日を全員引き取る、とか言ったって何の解決にもならないし、また当時在日同胞に国籍選択権を与えなかったのは間違っていた、今からでも国籍選択させてやってくれと日本に言ってきたところで、それは内政干渉とか言われるだけです。
誰が悪かろうが結局のところ歪みが残ってしまっているのはこの日本社会なわけなのですから、結局のところその歪みを解消するには、韓国でもアメリカでもなく、この日本で暮らす日本人と在日が歩み寄るしかないと考えてます。
在日特権を許さない市民の会というネット右翼、宗教右翼の寄せ集めが
集会を開くと吹聴しています。
この会は在日朝鮮人への差別や攻撃を煽り、アジアの平和を乱そうとしています。
構成員は1000人ほどと少数ですが、このような集団を放置していれば、在日の人々になんらかの被害が生じるのは必然といえます。
6月24日(日)14:00開場 14:30開始 18:00終了予定
代々木八幡区民会館 (最寄駅:地下鉄千代田線代々木公園駅、小田急線代々木八幡駅)
http://www.city.shibuya.tokyo.jp/est/kmkaikan/km_yoyogi8man.html
この集会は部外者もノーチェックで参加できるとのことです。皆様の平和の力で右翼集団を包囲しましょう。
>いやあ、俺も在日の友人それなりにいるけど、こんな話聞いたことないわ。
ようこんなデマが堂々とまかり通るもんだ。
在日の市民税と県民税の優遇措置について
三重のその後の報道もふまえたエントリーを
希望します。
よんひゃんさんもね。
こちらが面白いです。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1773474
一方的に剥奪されたというのはどこが情報源でしょうか?どこかの教科書?
戦争中に日本にいた人たちも、多くは本国へ帰っています。日本にいる事が嫌なら、どうして帰国しなかったんでしょうか。不思議です。
データベース『世界と日本』
日本政治・国際関係データベース
東京大学東洋文化研究所 田中明彦研究室
[文書名] 日韓条約批准書交換に関する朴正煕韓国大統領談話
[場所]
[年月日] 1965年12月18日
[出典] 日本外交主要文書・年表(2),629−630頁.「大韓民国外交年表 附主要文献」,1965年,298−300頁.
[備考] 翻訳 玄大松
[全文]
大統領談話文{前6文字下線}
(韓日協定批准書交換に際して)
親愛なる国民の皆さん!
今日ソウルでは,韓日両国の全権代表の間で韓日協定批准書が正式に交換されました。
14年という長い歳月にわたり、その処理過程において,相当の陣痛を経ねばならなかったこの問題がとうとう解決され,ここに両国間に批准書が交換されることに至ったことで,私はいくつかの所信を明らかにし,国民の皆さんの協調を得ようと思います。
国家と国家との間の関係も,個人と個人との間の関係と全く同じく,利害関係によって互いに離合集散するのが歴史における一つの鉄則だともいえます。
時代の大勢と国際情勢の変動は,当事国の望むと望まないとに拘わらず,国家と国家との間に驚くべき変化をもたらしているのであります。
昨日の友邦が今日の敵国になるかと思えば,昨日の敵国が今日の盟邦になったりします。
もっとも最近の例をとりましても,鉄の団結を誇っていたソ連と中共は互いに憎悪し,舌戦を戦わす対立国家になりつつあるし,長い間仇敵関係にあったフランスと西独は切っても切れない友邦へと結ばれており,相互の利益のためにお互いに協調していっております。
かつて36年間のわが国と日本との関係についていうならば,それは明らかに仇敵関係だったといえます。
しかしそれは,あくまでも過去であります。それはわれわれの現在でもなければ,また未来がそうでないであろうことはあらためていう必要さえないことであります。
今日,国際的連関を離れたわれわれだけの独存とか繁栄はあり得ないことであります。
とくに好戦的な中共の使嗾を受けて,いつ再侵してくるかも知れない北傀と対峙しているわれわれの場合,一国でもより多くを友邦とし,相互協力関係を結ん で,そうした国際協力の基調の上から祖国の近代化と自立経済建設に拍車を加えて,われわれの力で国土を統一することができる自主的力量を育てねばならない ことは,一つの歴史的当為だといっても過言ではありません。
親愛なる自由世界の市民,とくに日本市民の皆さん!
今日韓日協定の批准書が交換されたことに際して,韓国民は自由世界の大義とアジア反共態勢の整備のために,万難を排してこれを受け入れることを私は闡明にしようと思います。
しかし,韓国のこうした決断が真に自由世界のためのものであり,極東反共態勢の強化のためになるためには,今やその鍵は日本国政府と国民の友好に満ちた善隣意識に立脚した韓日両国相互協力体制と反共態勢の強化にあるといわざるを得ません。
私は,日本国政府と国民のこうした国際的信義を信じるとともに,また自由世界の友情にあふれる協調が継続されることを確信しないわけにはいきません。
親愛なる自由世界市民の皆さん,
韓国と日本は今や新しいアジアの歴史を創造する一歩を歩み出しました。侵略ではなく協力が,また一方的なもので相互利益が,そして結局は一つにな ろうとしている世界の中で,まずわれわれだけでも互いに信じ,助け合いながら純粋な友邦として新しいアジアの歴史を創造しようとするものです。
私は韓日両国のこうした新しい出発に,自由世界の緊密な協調のあることを期待してやみません。
次に私は,在日僑胞に対して,一言お願いをしようかと思います。
親愛なる在日僑胞の皆さん!
現在60万人以上と推算されている在日同胞のこれまでの苦労がどれくらいつらかったことかを,私は誰よりもよく知っています。
在日僑胞のその苦労の原因をたどってみると,ひとえにそれは本国政府の責任となる他ありません。
したがって,これまでに在日僑胞の一部が共産主義者の使嗾に駆り立てられその系列に加担するようになったのも,実は大部分本国政府が在日同胞をより暖く,より徹底して保護できなかった責任であるといえます。
これより本国政府は皆さまの安全と自由について,より積極的に努力して可能な最大限に皆様の生活を保護するつもりであります。
これとあわせて私は,一時的な過誤で朝鮮総連系に加担した同胞たちの一切の前過を不問に付して,本国政府の保護下に立ち戻ることを希望します。
政府は最大限に彼らを暖く迎え,一つの血筋を引いた同胞として,韓国民として保護するでありましょう。
そうして私は,日本の空の下で韓国同胞たちが再び分裂して相剋することなく,暖い同胞愛の紐帯の中で互いに和睦して親近となり,また幸福な生活を営なむことを希望してやみません。
これとともに私は,これまで分別なく故国をすてて日本に密入国しようとして抑留され,祖国のあるべき国民になれなかった同胞に対しても,この機会に新しい韓国民として前非を問わないことをあわせて明らかにしておこうと思います。
再びこうした分別のない同胞がいなくなることを希望しながら,今日からわれわれは新しい気持と新しい心構えで,栄えあるわが祖国を建設する働き手とならんことを,訴えてやみません。
親愛なる国民の皆さん!
われわれは今,新しい民族史の門出に立っています。この新しい民族史は外には互恵平等の位置から胸襟をひらいて世界の舞台に進出し,民族の栄光を 占め,内にはわれわれの至上課題である祖国の近代化作業を一日も早く成就することにより,自立と繁栄に浴することができる統一された福祉国家を建設するも のでなければなりません。
国民の皆さん!
われわれは発展する民族としての矜持と自信と勇気をもって,明日の栄光のために一致団結して前進しましょう。
1965年12月18日
大統領 朴 正 煕
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