2007年03月21日
ロカポイントも変わらなきゃ?
覚えやすいどうこうのレベルに達してない希ガス
だから覚える必要はないんだってば...という一方で、そういわれた時に示せる定量的な反論材料がないのも事実。
なんか簡単な実験やって定量データとった方がいいかもしれないな。
例えば、ロカポの現状の仕様だと最大精度で40cmくらいが表せるわけだけど、同じ精度を日本近くだと経度方向1秒あたりほぼ40mくらいのはずだから、度分秒形式なら0.01秒くらいの位まで伝達すれば同じ精度を伝えられる事になる。
度でいうならば0.000003度くらいの桁になるけど、世界中の無作為な場所を100箇所とか選んで、ロカポと度単位での経緯度、及び度分秒の経緯度の3形式で電話を通して伝達した時に、どの形式で伝えるのが一番誤りなく、かつ速く伝えられるか、というのを求めてみたらいいかもしれない。
また、ロカポ自体も、より判り易くなるためにまだ工夫の余地もあるかもしれない。
仕様を変えるなら、まだそこまで普及していない今のうちだけと思うので、より判り易くするための仕様変更もありなのではないかと思う。
例えば。(飽くまで以下は、本エントリで私が出した仮の提案であって、本仕様の変更ではありません)
ロカポは飽くまで換算のし易さより精度向上を目標として、AA0.AA0.AA0.AA0 - ZZ9.ZZ9.ZZ9.ZZ9の領域をフルに使ってるんだけど、これだとまず誰であろうと「暗算できない」という、親しみを持ってもらうには致命的かもしれない難点がある。
もちろんどんな仕様にしようと、地球全体から最大精度を出す桁まで全部暗算で可能、というのは無理があるけど、大体のアタリをつけるところまでだけでも頭の中でできる、後はその人の頭の出来次第でより精密なところまで可能、という仕様になっていることは、やっぱり普及するのには重要な要素じゃないかなあと思う。
そう考えると、今例えば経度方向を最上位桁A-Zの26文字で分割しているのを、2文字なくしてA-Xの24文字にするだけで、360度がきっちり割り切れ、かつタイムゾーン等でなじみも深い(残念ながらタイムゾーンと一致はしないが)15度刻みの経度分割ができる。
日本なら、東経135度以西はU、135度以東はVと簡単に覚えられる。
このイメージのし易さが必要にならないかなと思った。
その下の桁は、いろいろ考え方はあると思うけど、A-Yの25文字、そしてその下の0-9の10文字であわせて250分割する事で、エリアコードあたりの経度方向の度数を0.06度、秒に直すと216秒、緯度方向なら0.03度、秒に直すと108秒といった整数値に落とし込める。
これなら、できる人は暗算できるだろう(少なくとも小飼弾ならできる、多分)。
ローカルコードは難しいけど、考え方はいくつかあるだろう。
- どうせ最終桁までの暗算なんて無理なので、今度は[A-Z][A-Z][0-9]と使い切る
- 26よりは割ったときのあたりがつけ易い、25で割り続ける形で[A-Y][A-Y][0-9]とする
- エリアコードとローカルコードで使う範囲が違っていると使いにくいので、やはり[A-X][A-Y][0-9]とする。
というあたりか。
今気付いたが、3.の例が一番精度が悪くなるけど、実はエリアコードとローカルコードで考え方一致、というだけでなく、他の利点もあるのに気付いた。
というのは、エリアコードで経度は0.06度にまで落としこまれるわけだが、A-Xの24文字は6×4なわけで、一方その下の桁は25文字、10文字だから、3.の考え方だとローカルコードにより6000分割されることになる。
ということは、ローカルコード最小桁1あたり、経度方向だと0.00001度(0.036秒)、緯度方向だと0.000005度(0.018秒)というキリのいい数字に落ち着く。
これなら、ローカルコードですら暗算できるのではないか?(戸外(ry)
当然よい面もあれば悪い面もあるわけで、この改変をもし行った場合、現行ロカポだと日本周辺で最低桁で40cm程度の精度を出せていたのが、残念ながら1.4m程度の精度しか出せなくなってしまう。
現行ロカポ自体、精度は4mもあればいいんじゃないの?という事で、ローカルコード最終桁を事実上省略して運用する案も出てるわけだけど、今回私の提案した改変だと、最終桁を省略すると14mの精度となり流石に実用性がなくなる。
暗算はまず無理だが、いざとなったら40cm精度にもできる4m精度の10桁コードか、できる人なら暗算もできるけど、それ以上精度を上げられない12桁コードか、どっちがいい?っていう感じか。
ところで今回の案では、エリアコードで使わない文字ができた事で、逆にそれを使う事でエイリアスを設定することもできるようになる。
例えば、新宿駅周辺を独自座標系として設定したいなら、新宿駅を中心としてYA0.YA0とかっていうエリアコードを設定してやると、新宿独自の座標系を持てる。
エリアコードを付与してやるのは世界的な一意性を持たせてやるためだけなので、もう新宿周辺の話と判っていれば、エリアコードは用いずにローカルコード6桁だけで完結する。
問題は、作れるエイリアスに限りがあること(AZ...とかは考えずY,Zで始まるものだけを対象にすると、520×520=270,400しか作れない...お?意外とあったな)。
それから、計算だけで成立しているはずのロカポの世界に、非計算のテーブル管理の部分ができてしまうので、組み込みデバイスなんかでの単純デコードができなくなってしまうことや管理組織をどうするか、みたいな問題も出てきてしまう。
お?待てよ?
今までロカポは便利だから使って欲しいというだけで、それを使ったビジネスモデルとかほぼないに等しい状況だったわけなんだけど、経緯度単純デコードの部分はこれまでどおり、自由に誰でも使ってもらう形で開放して、エイリアス部分を管理して販売するというビジネスモデルはあり得るかな?
緊急時の通報フォーマットとかに、計算変換できないエイリアス部分のコードなんかは使うとは思えないので、そういうクリティカルな部分は無償で回せるわけだし、付加価値にだけ課金するという形で、アリだったりするかも。
Excerpt: ロカポイントも変わらなきゃ? で初出させてもらいましたロカポイ...
Weblog: ここギコ!
Tracked: 2007年03月30日 06:07
記憶どころか、右から左へ転記可能なレベルを超えています。
印刷された電話帳から電話番号の文字列を拾って電話機に入力したりするときに使われる記憶を「一時記憶」と言います。すくなくとも一時記憶ができなければ転記すらできません。この一時記憶が覚えられるのは数字でたかだか8-12ケタ程度という話を見たことがあります(残念ながら根拠を調べられません)。現実に立ち返っても携帯電話・PHS の番号は多くの人に末尾8ケタしか認識されていませんから 090/080/070 の取り違えによる間違い電話が無くなりません。090/080/070 をケアしたとしても末尾8ケタ+頭の3ケタが3種類のうちいずれか(つまり2ビットの情報)として考えられているように思いますので、10^9に満たない空間でしかありません。
ロカポイントは[A-Z][A-Z][0-9] で6760通りありますから、その4乗で2088270645760000通りの可能性があります。仮に一時記憶が12ケタ程度記憶する能力があるとしてもその2088倍もの空間にもなります。
となると、2・3文字ずつ転記する…そのために3文字ごとに "." 区切りが入っているのかもしれませんが…か、電子的に cut & paste するような使い方しかできなくなります。cut & paste するならばもっと cryptic な文字列でも良い、つまり生のままの緯度経度で何も困らないわけです。表現精度にも依存しますが区切って転記でもやはり生の緯度経度を使うことに対して大きな利点があるように思えないのですが…。
純粋に疑問として、何が良いのでしょう? どうせなら S/Key のように可読性を高める方向とか無かったのかなぁ。
Posted by: rainbow7 at 2007年03月21日 16:25実際に経緯度を直接扱うより使いよいかどうかは、定量的に今後出す必要がありますね。
でも、人間の記憶ってビット数で単純に比較できるような単純なもんでもないと思いますよ。
例えば、同じビット数ですが、17576までの数の中から無作為な1つを覚えるのと、3つ並んだアルファベットを覚えるのと、どちらが楽でたくさん覚えられるでしょうか。
また同じ文字3つでも、日本人とアメリカ人で、アルファベットとかなでは文字数が違うので日本語の方がたくさんの情報量を持ちますが、日本人よりアメリカ人の方がたくさんの「無作為3文字」を覚えられると思いますか?
人間は音で覚えたりするし、そんな単純なもんでもないと思います。
だからこそ、実は知られていないだけでロカポに限らず、ソニーみたいな大手会社含めいろんな会社も、経緯度のコード化に取り組んで特許出したりしているのですが、ほとんどが数字+英字等で「○進数」の○の部分を増やして、桁数を減らすという同じアプローチで取り組んでいます。
そのような仕様がいくつもある中で、一番優秀だと思っているので私はロカポを応援しています。
そして桁数を減らすと言う目で見た場合、記事中にも書いたとおりロカポと同じくらいの精度をあらわそうと思えば、経度では(符合除いて)9桁、緯度では8桁、あわせて17桁必要ですが、ロカポはそれを12桁まで減らすことに成功しています。
しかも、rainbow7の書いたビット的な考え方で言っても、実はロカポはある精度でのWGS84での経緯度と1対1対応ですから、同一精度であれば経緯度を直接扱うことに比べビット的には何も落としてはいない(逆に言えば、経緯度を直接扱ってもビット量は同じ)なのです。
ビット量が同じで桁数が減っていれば、どちらがより扱いやすいかは明白ではないでしょうか。
さらに、rainbow7さんは単純なcryptoでもよいと書かれていたり、また他のコード体系だと数字とアルファベットが同じ桁に現れ得るようなコードもありますが、電話を使って口頭で伝える際の9とQの判別の難しさ、書いてあるものを使う際の0とO、1とIの判別の難しさなども、英語と数字の桁を分けることで人間の特性を用いたエラー回避として考えられていたりします。
また単純な経緯度では、データ中に存在してもそれが経緯度だとマークアップされていない限り見つけることはできませんが、ロカポならばその特徴的なコード体系から簡単に機械的に見つけることが出来ます。
さらに、経緯度と言うのは、実は数値だけでは一意に地上を指し示す手段ではありません。
日本でも日本測地系、世界測地系という話は聞いたことがあると思いますが、実はそういう測地系は世界中に山ほどあります。
経緯度であらわすには実はどの測地系であらわされているか、という情報が追加ビットで必要であり、測地系情報がないからとWGS84で扱ったら、実は日本測地系でした、北米のよく知らない測地系でした、とかで不利益こうむっても、誰も責められません。
その点、ロカポはWGS84をベースにすると仕様上で規定されていますから、ロカポで表されている限りにおいては間違いなくWGS84で扱って大丈夫です。
こういういろんな利点があるので、私はロカポを応援しています。
Posted by: kokogiko at 2007年03月22日 14:09一部rainbow7「さん」が抜けた部分がありました。
すんません。
丁寧にありがとうございます。なるほど、素の緯度経度に比べて表記上の優位にあるかもしれないとは思えるようになりました(まだいろいろ懐疑的ですが)。
ただ、そうだとしても素の緯度経度を使うことに比べるとデメリットもあります。いまの時点では直接ロカポイントを受け付けるアプリケーション(コンピュータ的なものに限らず)の方が圧倒的に少ないのですからどこかで何らかの変換作業が必要になります。少なくともこの変換のコストを上回るメリットが提示できないと受け入れられる方向には行かない気がします。また人の面倒くさいと感じる気分も動摩擦係数と最大製紙摩擦係数ではありませんがまず最初の心理的な負担感を小さくしなければロカポイントが使われる方向へは行きにくい気がします。動き出せば少々の障害は乗り越えてもらえると思われますが。
というわけで普及のためには「ロカポイントってこんなに便利だよ」と言える「こんなに」が何か必要だと思いますが申しわけないのですがやっぱりそれほど便利には思えない…。
Posted by: rainbow7 at 2007年03月24日 17:43![[ここギコ!]](http://kokogiko.net/logo.png)



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