2007年04月09日
Amazon EC2のランニングコストはそんなに安くなかった
というか、そんな試算くらいもっと早めにやっとけよという感じですが...。
お金のリテラシーゼロ。
だから金、貯まんないんだな...。
うちのサイト、EC2が紹介されたばかりの頃からやたら取り上げてるわけですが。
起ち上げたばかりのベンチャーが少ない資金でスケーラブルなサーバ構成準備したりとか、そういう用途への可能性で注目されているはずのEC2を、やたら何故取り上げるかと言うと、言うまでもなく別に新しいベンチャーのアイデアがあるとか、そんな理由ではないわけです。
そしたらなんで取り上げてたかと言うと、正直言って、9割以上、単に「(コストパフォーマンス的に結構満足している)今のレンタルサーバよりも、さらにコストパフォーマンスがよさそうだったから」だけの理由です。
もちろん、新しい技術への興味もあったわけですが、それ以前に安いといっても自分でいろいろ調べないと、普通のレンタルサーバ屋みたいに契約したいとさえ申し込めば、あっちからいろいろよしなにやってくれるアレではないので、調べていただけという。
うちのサーバ、今のところ月額9,800円のさくらインターネットの専用サーバ使ってるんだけど。
EC2の1インスタンスあたり$0.10/hourだと、月間を一律30日計算でも720時間、すると$72.00、それをとりあえず概算と思って100かけて(おいおい何時の時代だ)、月7,200円ならすごい安いなあ、と思ってた。
でも、近々今のさくらの契約が切れるので、本気で契約を更新するのか、乗り換えるのか考えないといけなくなったので計算してみると、よく考えるとさくらだと年間一括契約で1月分安くなるし、為替レートも言うまでもなく1ドル100円ではあり得ないので、ある程度ちゃんと計算してみた。
すると、
さくら(年額):
9,800円 × 11ヶ月分 = 107,800円
Amazon EC2:
$0.10 × 24時間 × 365日 × 為替レート約120 = 105,120円
で、やっぱりEC2の方が安いんですけど、その差は思ったほどでもなかったなと言う。
もちろん、これはランニングコストだけを見ているので、新しくサーバを準備するのであれば、さくらで専用サーバの新規サービスを契約するには最低でも10万円近い費用がかかるのに対し、EC2では初期費用なし、ランニングコストすら実際にサーバを起ち上げた時間分だけ、なので、EC2の方がかなりパフォーマンスがよくなります。
また、実は今のここギコサーバ、金がないためにRAID構成とかになっておらず、今こう書いてる一瞬だって実はサーバが壊れてもおかしくないような状況(DBや一部静的ファイルのバックアップは取ってますが)であるにも関わらず、4-5万円のハードウェアアップグレード費用が払えないために騙し騙し使っているわけなんですが、EC2だとさすがに天下のAmazonのインフラだから、RAID技術を使っているかは知らないけどRAID以上の信頼性は確保されている構成になっている(と信じている)はずで、その点でも安心が買えるんじゃないかなと思っています。
その他にも、
- 普通のレンタルサーバだと、やはり安心を買うためにサーバをバックアップすると言っても、どれだけの範囲をバックアップするのか、またそのバックアップをどこに保管するのか、といった問題がつきまとうわけですが、EC2だと事実上サーバ全体のバックアップと考えてもよいようなイメージ作成という機能があり、イメージは無料で保持できるので、バックアップの範囲や保管場所を心配する必要はない
- 物理的なサーバだと、今の実働環境を改造したりしようとすると、開発用としてもう1台イニシャル支払って契約したり、1台借りているだけだとサービス中のサーバ上でおっかなびっくりで開発作業やったりしないといけないわけですが、EC2だと稼働中サーバのイメージをもう一つ起動して、改造作業に必要な期間だけ起ち上げて、動くようになってから実働環境にデプロイして開発環境インスタンスを落としてやれば、イニシャルも必要なく実働時間のコストが必要になるだけである
といった利点があるので、私はやっぱりさくらの契約終了後はEC2に移ろうかなと思っております。
とはいえ一方で、
- アメリカからはさくさく繋がるらしいEC2ですが、今のところ日本からのレスポンスはイマイチ
- YAPCのプレゼンでAmazonのエマーソンさんが発表されたように、やはりEC2も障害が起こる可能性はゼロではないわけで、もしそうなるとそこは仮想サーバの悲しさ?物理的なモノがあればハードディスクの復旧等も試みられ、障害発生ギリギリまでのデータが復旧できる可能性があるが、仮想サーバだと全てを失う。
とは言え一方で、イメージによるバックアップが行い易いという利点もあるので、物理サーバでもし物理的復旧も不可であった場合に比べれば、失うものが少ないという考え方もある...イメージまで含め障害でぶっ飛んだら知らんけど。 - レンタルサーバには、サーバを借りられるという事だけではなく、IPアドレスを複数割り振ってもらえたり、ネームサーバも無料で用意してもらえたりと、付帯サービスも多くある。
その辺を使えなくなるのも場合によっては問題
といった欠点もあるので、その辺を意識されるようであれば、あまりEC2は薦められないかなと思います。
Excerpt: MySQLの導入検討をしていたら「ここギコ!」さんとこ迷い込んで、むかしの自分と同じようなことについて愚痴ってたのでメモ。 ここギコ!: Amazon ...
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Excerpt: スパイスラボ神部です。 どうやら、2008年後半の Web のキーワードから「クラウド」を外すわけにはいかなくなってきたようです。ついに Adobe もク...
Weblog: ラボブログ
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・「定義できない」とのたまうものを自説根拠の説明の中で延々と使う不誠実(笑)(むにゅう!)
・絵文字標準化でのキャリア批判に思うこと(kokogiko)
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