2007年09月13日
PiTaPaがポストペイである理由
PiTaPaがポストペイだということは知らなかったんだけど、その理由を読んで中々感銘した。
とりあえずリンクと心にひっかかったところの抜き出し。
PiTaPaはなぜ“ポストペイ方式”なのか――スルッとKANSAIに聞く
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スルッとKANSAI協議会は私鉄・バス会社がサービス改善を一体的に図るための「参加企業が集まる場の提供」(松田氏)と位置付けられている。同協会の取り組みは乗車券システムに留まらないのが特徴である。
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他にも、企画乗車券として従来では取り込むのが難しかった旅行者向けのサービスにも取り組んだ。それがスルッとKANSAIの43社局で乗り放題になる「3Dayチケット」や「2Dayチケット」である。これは国内旅行者はもちろん、海外からの旅行者も取り込んで年3万枚を超えるヒット作になった。
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スルッとKANSAIは設立当初から、私鉄・バス会社がお互いの経営状況を鑑みながら、力を合わせてサービス改善とコスト削減を総合的に行う仕組みになっていた。これが後のPiTaPa誕生における伏線になる。 -
しかし、磁気式を導入してから3年しか経っていませんでしたから、ここで(同様のサービスとして)ICカードをやろうと言い出したら、各社局が『もう、やってられへんわ』という事になる。特に私鉄・バス会社は厳しい経営状況の中で、(磁気式のために)設備をすべて入れ替えて、多額の設備投資をしています。当時はバブル崩壊後の一番厳しい時期で、そうでなくても年2?3%の利用客減少が起きていた。その中で無理して磁気式に投資していただいる中で、 ICカードシステムの検討を始めたのです」(松田氏)
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一方、オクトパスでは当時すでに『オートチャージ』や『ポストペイ』の仕組みがありました。この口座引き落とし/ポストペイ方式を採用すれば、券売機や定期券発行機の(改修に伴う)投資コストがいらない。また、定期券や割引サービスへの対応も容易になることに気付きました。つまり、ポストペイ方式を採用することで“投資コストは改札機の改修だけ”で済み、“様々な割引サービスの対応もしやすくなる”わけです」(松田氏)
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PiTaPaの特徴である「ポストペイ方式のみ」という仕組みは、磁気式カード導入からわずかな期間しか経っていない中で、各私鉄・バス会社の投資コストを抑えて、いち早く非接触ICシステムの導入を実現するための“発想の転換”だったのだ。
「ポストペイ方式での導入で試算したところ、(非接触IC対応が)改札機だけならば、投資コストは1/5ですむことがわかりました。これであれば各社の厳しい経営状況でも、何とか導入できる見込みが立ちました」(松田氏) -
「我々は磁気式プリペイドカード導入時に『切符を買わずに乗り降りできる』とPRしたのですけれど、サービス開始後すぐにお客様から『(広告は)ウソやないか!!』と非常に多くのクレームをいただきました。確かに切符は買わずに乗り降りできるけれど、何回かに1回は必ず、カードを買い直したり、乗り越し精算しなければならないじゃないか、とお客様に怒られたのです。
プリペイド方式を取る以上、非接触ICカード化しても、ご利用前のチャージ(プリペイド)や、残額を意識しなければならない部分が残ります。磁気式プリペイドカードで多くの苦情をいただいたことを鑑みると、お客様がこれら(チャージや残額確認)を望んでいるとは考えられない」(松田氏)
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「もうひとつお客様からの苦情が多かったのが、(カード購入で利用が多いのに)『なんでオマケがないの? おかしいんやないの?』というご意見です。これはものすごく言われました。
また、回数券と定期券のどちらが得かがわかりにくいというご意見もありました。週休二日制が浸透してまいりますと、(どちらが得かは)非常に微妙なんですね。今でも通勤には定期券がお得だと思われる方が多いのですが、週休二日制だと実際は回数券の方がお得になるケースが多くなります。以前から割引制度が分かりにくいという意見があり、それらの改善も必要でした」(松田氏) -
PiTaPaはポストペイ方式を前提にし、駅設備の対応は自動改札機を中心とした改修のみ。自動改札機においても、従来型の磁気対応改札機に後付けできるFeliCaリーダーライターを導入し、設備投資コストは最小限に抑えられる仕組みとした。
一方で、利用者側の利便性向上については、前出の5つの課題すべてをクリアーする内容になっている。ポストペイ方式なのでPiTaPaカードの発行さえ受ければ、その後は事前入金や乗越精算といった手続きは必要ない。電子マネーとしての利用とJR西日本との相互利用も当初から計画された。
さらにPiTaPa最大の特徴が、割引適用のきめ細かさだ。PiTaPaでは1ヶ月分の利用が集計されたときに、各利用区間の実績に応じて定期券もしくは回数券と同率の割引が適用される。ユーザーが意識することなく、利用状況に応じて「自動的に安くなる」のがポイントだ。事前の手続きなどは必要ない。
引用し過ぎかな?
でもすごいなと思った。まさに一石二鳥、三鳥、四鳥。
「導入ありき」でなく、現場に立ってのコストダウンやユーザの視点で考えないと、できない発想だなと思った。
翻って我らがSuica/PASMO(というか関西出身なのでPiTaPaの方こそ我らが、と言いたいんだけど使ってるのはSuicaやPASMOだからねえ)。
東京メトロの回数券は割引率が高く、区間運賃×10倍の金額(160円区間なら1600円)で、通常の回数券なら11枚、時差回数券(平日10時?16時と土日に利用可能)なら12枚、土・休日割引回数券なら14枚となっている。電車に乗る時間に合わせれば、かなりおトクに電車に乗れるだけに、“回数券+定期券”ができなくなるのは非常に不便だ。
関西の私鉄で利用できるPiTaPaでは、1カ月の間に同じ区間に何度も乗ると、乗車回数に応じて割引が適用されるようになっている。後払いであることを生かした割引サービスだが、これに比べると、SuicaとPASMOは正規運賃のみで、複数回同じ区間を乗車した場合に回数券に相当する割引サービスがない(バスを除く)。プリペイド(前払い)だからPiTaPaと同じ方法での割引は難しいのかもしれないが、既存の回数券相当の割引が無理なら、せめて回数券との併用くらいはできてもいいのではないだろうか。
やっぱりPiTaPa魅力的。
導入コストがはるかに高いにも関わらず、ユーザにもメリットのないシステムって何なの?と思ってしまう。
Excerpt: パスネットが来年3月で廃止って。 首都圏の私...
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Tracked: 2007年12月22日 20:52
Excerpt: 前職での通勤はJRだったので、モバイルSuicaで定期券を使っていたの...
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Tracked: 2008年09月23日 22:30
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