2008年01月09日
都がネットカフェ難民に60万円無利子貸し付け
住居がなく、インターネットカフェや漫画喫茶などに寝泊まりする、いわゆる「ネットカフェ難民」を対象に、東京都は08年度、賃貸住宅の入居費用などを無利子で貸し付ける支援に乗り出す。全国の約4割を占める都内のネットカフェ難民に安定した生活を促すのが目的で、自治体としては初の試み。
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都の支援策は、正規雇用先を見つけるなど安定的な生活が見込める人を対象に、賃貸住宅の入居費用や当面の生活資金として、最大60万円を無利子で貸し付ける。また、専用の相談窓口を設け、社会福祉法人などに委託して生活相談や住居探しを手助けする。
おー。
プレカリアートの人達は賃貸住宅に入れないのも正規雇用につけないのも、入居時の敷金礼金や正規入社時の初任給までの生活費等、当面のお金が工面できないために抜け出せない場合が多いそうなので、これは一定の支援になるんだろうか。
まあ、何らかの対策をしようという動きが出るのはまあいい事かなと思う。
でも、記事だけじゃイマイチ温度が判らないんだけど、「正規雇用先を見つけるなど安定的な生活が見込める人を対象に」って順序が後先なんじゃないの?
目先の金がなくてその日払いの仕事しか選べない人が、支援受けられるかどうかも判らないのに、先にその日払いじゃない正規雇用になんかつけるんだろうか。
もし審査に通らなかったら、干上がってまうやん。
というか記事の中で都自身が
都は「住居がないため正規雇用に至らない悪循環に陥っている人が多い。問題を放置すれば、路上生活をせざるを得ない人が増える」と、早期自立の必要性を説明する。
っつって住居が先、と認識してるのに、変な話。
というか、もしかしたら記事が誤報で、支援が先で生活建て直しが後だったとしても、そもそもこの高齢フリーター就職難の時期に、60万円で生活できる間に正規雇用なんか見つかるんだろうか。
もし見つからなかったら、無利子とは言え負債を新たに抱えた上で、支援しても抜け出せないなんてやっぱり自己責任やんけ、みたいな風潮になってしまうだけのような気も。
そんな事より、普通に生活保護制度使えば当面の賃貸入居のための費用や生活費なんかも出るのだから、生活保護制度の正しい知識の周知徹底に誘導した方がいいような気もするんだけど...。
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「正規雇用先を見つけるなど安定的な生活が見込める人を対象に」っていうのは、生活保護は*(病気などで生活力をなくした人への)継続的な生活支援を想定した制度*だけど、新たに必要になってきているのは*生きる力や意欲があるが(家庭崩壊やら自宅を失うやらで)一時的に生活の存続が危うい人向けの一時的資金援助*で、生活保護制度でこれをカバーするにはいろいろと無理があるから別の制度を作った、ということを表現したいだけなのだとおもいます。きっと。
以前生活基盤が危うくなったことがあり一度市役所に生活保護需給の相談したことがある程度のアマチュア貧乏人としての感想ですが、定職や一定の収入があれば基本的にけられますし、まずは親戚とかに経済支援の要請をされちゃいます(なんとかして却下するのが担当者さんの仕事のようです)。返すあてがあるけど一時的にお金が要る人のニーズと審査基準があってないので受給を断念しました。というわけでネカフェ難民で生活保護受給するorできる人はわずかな気がします。なので、今回の制度は「貸し付けの条件次第で使い勝手のある制度になるかどうかが決まる」なのだと思います。
まぁ、ネカフェ難民の多くはボランティアードなホームレスというか安定した生活に価値を見出してない人が多いような気もしますが偏見ですかねー。
hogemanさんの場合、実際に適用してもらおうと思って現場の運用で蹴られた事もあり、実感としてそう思われてしまったのかもしれませんが、本来の生活保護というのは
> *(病気などで生活力をなくした人への)継続的な生活支援を想定した制度*
ではなく、十分に
> *生きる力や意欲があるが(家庭崩壊やら自宅を失うやらで)一時的に生活の存続が危うい人向けの一時的資金援助*
として使える制度です。
現場の運用がめちゃくちゃなだけで。
実際、
http://www.moyai.net/
こちらのNPOの支援等で、正しい生活保護の知識を持った何人もの一時的困窮者が、一時的な支援を生活保護として受けることで、永続的困窮者に陥らず、自力で生活できる基盤を立て直す事に成功しています。
> ネカフェ難民の多くはボランティアードなホームレスというか安定した生活に価値を見出してない人が多いような気もしますが偏見ですかねー。
これは偏見じゃないかと思います。
ネカフェで生活し続ける事と、安い賃貸の住宅を借りることを比較すれば判るのではないかと思います。
どう考えたって、コストパフォーマンスでは底値の賃貸を借りる方が安いです。
別に「安定した生活に価値を見出していない」という理由だけで最底辺生活をするのならば、もっとコストパフォーマンスのよい底値賃貸に住んだ方がよほどいいでしょう。
にも関わらず、どうしてたくさんの人がよりコストパフォーマンスが悪いはずのネカフェ難民に落ちていくかというと、結局賃貸だとトータルのコストパフォーマンスはよくても一時金だの何だので一時的な大きな出費が必要になるので、それに使うお金がなかったり、あるいは保証人等になってもらえるような家族や友人等の人の繋がりが断ち切られていたり、といった理由で、一般の賃貸に入れず、その日払いのネカフェにしか居場所がなくなっていく、という状況があります。
同様に、正規職につけないのも、正規職の求人がないというのもありますが、正規職だと給料の支払いが働き始めてから1ヶ月後、とかになってしまうので、その間の生活費がないために、正規職を選べず日雇いせざるを得ない、という人もいます。
なので、ネカフェ難民の中にも、定住賃貸に入るための一時金や保証人を援助したり、正規職に就いて初任給までの生活費を援助したりすることによって、普通の生活に立ち戻れる人はたくさん居ます。
実際、上記紹介したNPOは、そういう一時金として生活保護を活用する情報提供や支援、また入居保証人となったりする支援を行っています。
![[ここギコ!]](http://kokogiko.net/logo.png)

生活保護受給には覚悟が必要


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