2008年02月11日
アルプスの美しい地図表現
明日ぐらいハチ北とかいっとこかな。
ハチ北ナツカシス。元兵庫県民なので高校・大学時代はよく行った。結婚してからは、嫁が寒いところキライ&スポーツキライなのでスキー自体行ってないけど。
GoogleMapsでみてみるとこんな感じ。
『HAKUBA47 WINTER SPORTS PRAK』? よく見ると実にはくそっぽい名前にされてますが大丈夫でしょうか。
はくそワロタ。地図データ元のZENRINでも同じ表記になってますな。当たり前っちゃあ当たり前ですが。
地図は表現が勝負
最近話題のヤフーが、最近話題のアルプス社のデータを使って出してる地図ではこういう見た目。
ラベルは『HAKUBA47ウインタースポーツパーク』。等高線のおかげで地形がよくわかり、GoogleMapsよりも紙地図的な見やすいビジュアルです。シンボルの位置もゲレンデ的に自然な場所になってます。
ですねー。
Google Mapsの方は、草原なんだか何なんだか、傾きがあるのかないのかも判らない。
まあ、だからこそ地形レイヤーが作られた、というのもあるのかもしれませんが。
うちの記事ではデータの多様性というかそういう面から複数地図配給元があることの意義を以前書いたけど、こういう地図表現や地図目的の視点からも、様々な地図があることの意義がもっと知られて欲しいですね。
ヤフー地図のステキさが出てるのをもう一枚。
ホテルのラベルも縦書きとかで位置調整してる。交差点名は足を出して処理。紙地図的でじつに素晴らしい。ちなみにMicrosoftのLive Search Mapsだとこう。
建物形状あり、建物立体感ありで、字面上のスペックは上なんだけど、うーむ。
やはり元データのZENRINでも、アノテーションは全て横書きなので、日本人が作った日本地図だから表記にこだわっている、GoogleやMSNは外国企業だからこだわってない、というのではなく、地図会社毎のこだわり場所の違いなんでしょうね。
ZENRINは住宅地図会社らしく詳細度にこだわり、アルプスは紙地図会社らしく表記にこだわってるみたいで、詳細度では今のところ負けているのでZENRINが持て囃されている感じですが、Yahooと一体化しての梃入れで調査力が増せば、見た目へのこだわりがあるだけに巻き返しはあるのかもしれないですね。
Yahooのホテル付近の例みたいな凝ったラベル位置調整を、汎用的なデータ(ラベルの表示位置を調整するような属性がほとんど入ってないもの)から、それらしく自動生成できるようなアルゴリズムとか暇ができたら考えてみよう。あと建物形状の中に表札を(計算で)綺麗に収めるようなアルゴリズムとか。そういうのの需要がある代表はやっぱり日本のような気がする。
ALPSLAB designでベクトル地図を回転させてみれば判ります(通常の北を上にした描画だと綺麗にアノテーションが重ならないが、回すと途端にアノテーションがぐちゃぐちゃになる)が、アルプスの美麗なアノテーションも、アルゴリズム(少なくともリアルタイムに処理し得るアルゴリズム)の産物ではなく、ある程度何らかのロジックの助けはあるだろうにせよ、最終的には職人技みたいですからねえ。
Google Maps以来のラスタータイル地図ブームが一息つけば、次の技術的ブレークスルーはベクトル地図だと思うので、hogemanさんが書かれているような処理をリアルタイムにも処理できるようなアルゴリズムは、今後必要になってくるのでしょうね。
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