2008年12月22日
訃報 - アイヌ語研究者・魚井一由先生
数日前、北海道から喪中葉書が届きました。
受け取った家内は、数年前にもその方のお母様ご逝去に伴う喪中葉書を受け取っていたので、御父母のどなたかが亡くなられたのかと思っていたようなのですが、数日後よくよく見ると、ご本人のご逝去通知でした。
魚井一由先生
魚井一由(うおい かずよし、1947年 - 2008年)は日本のアイヌ語研究者。
魚井一由は國學院短期大学等でアイヌ語の教鞭をとった研究者。他に大阪外国語大学等でもアイヌ語、アイヌ文化の指導を行っていた。旭川医科大学ではロシア語担当講師でもあった。旭川市博物館のアイヌ語辞書編纂担当嘱託でもあった。
2004年に、従来は最大1000までとされてきたアイヌ語の数表現が、400万まであったとする資料を発見し、それまでの通説を覆した。
私は言語学畑の人間ではないので、言語学専門の家内を通じての付き合いで、一度お会いしたことがあるだけなのですが、破天荒で面白い方でした。
まだ結婚前に、家内の通っていた大阪外国語大学で、アイヌ語履修者及びOB/OGのフィールドワークに家内と参加させてもらい、アイヌの燻製技術を独自改良した魚井スペシャルの段ボール燻製法で、鮭の切り身の燻製や豚のベーコンを作らせてもらいました。
大量に作った切り身燻製やベーコンを、そのまま酒のつまみにしたり鍋にしていただきましたが、これまでに食べたことのない旨さで、また夜通しドンチャンしたにも関わらず食べつくせない量だったので、家にまで持って帰ったのも覚えています。
当時は家内と付き合い始めたばかりだったので、やたらいじられたのも記憶しています(笑)。
その後、家内も大学を出、私も家内も忙しくなったので、年賀状を送る程度のお付き合いしかさせていただいていなかったのですが、息子が生まれて何度か「北海道に行って魚井先生のところに遊びに行こうか」といった話も出、また私もようやく最近になって、アイヌ文化に関心を持ってきたので、また機会があれば一度先生と話がしたいと考えていた矢先のご逝去でした。
また、社会的にも、アイヌの先住民決議がようやく採択され、アイヌ語をはじめとするアイヌ文化への社会のコミットが進むであろう、その矢先の若すぎる死は、残念でなりません。
ご冥福をお祈りいたします。
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