2009年01月03日
コンピュータは2進法が効率的でとかいう話、続き
なんか、続いてますよ。
ツリー構造、もう1つの答 - 悪魔の妄想(以下、今回の引用記事)
新たに出てきた本論は、もう前のエントリのアホくささにあきれたので読んでないのですが、
今回の引用記事:
ちなみに、e進法というのは私がオリジナルに考え出したアイデアではありません。
エントリー中で紹介した以下のページにも、よく見ると書いてありますよ。
* 三進法のコンピューターが、二進法のコンピューターより優れた点は?
>> http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2083198.html
「原理的にはe=2.718・・・進法のコンピュータが最も効率がいいそうです。」
実は、私も以前「原理的にはe進法」という結論のところだけ、小耳に挟んだことがあったんです。
でも、なぜそうなるかという説明まではなかった。 そこで、なぜそうなるかという理由を自分なりに考えて、導き出したのが「ランプ」だったのです。
実際のところ「e進法」に、どれほどの妥当性があるのか、私にも計りかねます。
おそらく「e進法」の言い出しっぺは、回路設計者の視点に立って、このことを言ったのだと思います。
おいおい...前のエントリでは「根拠」と書いておきつつ、今回のエントリでは「妥当性は私にも計りかねます」だってよ。
だったら「根拠」とか書くんじゃなく、最初から「出だしから全部未検証の妄想です」「もしかしたら...なのでしょうか」と書いておけよ、そしたらそういう目で読むんだから。
「「原理的にはe進法」...小耳に挟んだことがあった...説明まではなかった...理由を自分なりに考えて、導き出したのが「ランプ」」って、それって答え(らしきもの)を最初から知っていて、それにあわせて答えを導き出す式を適当に作ったってことじゃねえか。
たまたま同じ答えが出たからって、考え方の筋道が頓珍漢な論証には何の意味もないぞ。
例えていうなら「ロケットAの表面積を電車Bの全長で割ったら円周率πになりました、両者には何らかの自然の摂理による関係があるに違いない」と言ってるのと変わらない。
ちなみに、「原理的にはe進法」云々について代わりにググってみたよ、そしたらこういう記事が見つかった。
ここで、N 進数における x の表現効率 y を、
y = N * d = N * LogN(X)
と定義する。y が小さいほど効率が良いとする。
# y の妥当性の由来は N 進数 d 桁の計算回路の規模は y にほぼ比例すると考えてる
# ためだ。 もちろん、 「少なくとも N レベルを瞬時に扱えるの非線形性を持つ素子を
# 使わない」というお約束はある。どうしても納得できなけりゃ回路を作って見る事だ。
これなら判る。
「ランプで表示」といった表示のコストではなく、計算回路の複雑さを理由に採っているし、また「Nレベル...素子を使わない」「納得できなきゃ回路を作れ」という時点で、N状態素子と言った架空のデバイスを考えずに既存の実現可能なデバイスを使うことを前提にしている。
今回の引用記事:
ランプでe進法、というお話は、もちろん絶対の真理ではありません。
(もし頭からそう信じていた人がいたら、(前提)、(仮定)を問う習慣を付けよう。)
そもそも「最も優れた進数」というお話に、唯一絶対の答なんて無いんです。
なぜ無いのか。 それは、(前提)、(仮定) によって答が変わってくるからです。
設問の立て方が悪くて、あいまいで、(前提)、(仮定)が1つにビシッと決まっていない。
なので、いくらでも妄想を繰り広げる余地があるんですねー。
いやいやいやいやいやいやいや。
マジ、こいつ頭大丈夫か?
その、「前提」「仮定」の時点で、前回の記事では、
なぜコンピューターは2進法で、人間はそうでないのか - 悪魔の妄想(以下、前回の引用記事)
よく「2進法はONとOFFだけなので、実際に電気回路を作るのが簡単だから」という説明が為されています。
でも、電気にはプラスとマイナスがあるのだから、 プラス、マイナス、ゼロの3つを使った3進法の方が、ひょっとしたら効率的ってことはないですかね。
と言う形で、しょっぱなで多状態素子の存在を否定しない旨の記述がされている。
そうすればそれを「前提」「仮定」として読むのが当然であるにもかかわらず、いきなり次のセンテンスで「「点灯するか、消灯するか」の2状態しかないランプを使って、数字を表すことを考えてみましょう。」等と、2状態素子を使って立論しようとしているから、突っ込まれているのだと思いますが?
少なくとも、前回の記事で、自ら立てた「前提」「仮定」に従っていないのは彼の方であって、にも関わらず「前提・仮定によって答えが変わってくる」とかアホかと。
ついでに前の記事も、根本のところで馬鹿丸出しだったので精査して読んでなかったけど、細かく読めば無茶苦茶。
数式を使っているにもかかわらず、書いていることの前後が一致してなかったり。
例えば、
前回の引用記事:
例えば999までの数を...10進法では27個のランプが必要です。
......
たとえば1000を表すのに必要なランプの数は、 10進法では 1000 = 10 ^ 3 と考えて、10 * 3 = 30 個です。
999までを表すのに27個ランプが必要なのに、1000だと30個ってなんじゃそりゃ?
999までのランプ+その上の桁を表すランプ1個、と言う意味だったら28個だろうし、その上の桁も全状態を用意するのであれば9 * 4 = 36個であって、どこをひっくり返しても30個と言う数字なんて出てこないのですが?
=========
まあ、いろいろ妄想を繰り広げるのは自由だし、そういう妄想から新しい創作のアイデアとか出てくるわけだから否定もしないけど、自ら述べた仮定や前提には忠実に、また数式とか使うならもっと注意深くなろうよ。
また、妄想だったら妄想とちゃんと判るように書こう。
どこかで聞いた答えっぽいものに、無理やり同じ答えが出るように思考過程をこじつけた、因果を逆に辿れば矛盾だらけのできの悪いレポートレベルの考察を、「根拠があります」等と事実のように書くのはやめよう。
大量のはてブをつけた人達、半数方は書いてる内容そのまま信じちゃってるよ、多分。
=== 追記 ===
前のはてブに、おもしろいツッコミがあった。
精読すれば、確かにそう。
はてなブックマーク > なぜコンピューターは2進法で、人間はそうでないのか - 悪魔の妄想
motemen 最後に "2進法の方が回路作りがシンプルだったので" とか書いちゃうとそれまでの考察が台無しに見える…。
確かに、前のエントリの出だしは、
前回の引用記事:
なぜコンピューターは2進法を採用しているのでしょうか。
よく「2進法はONとOFFだけなので、実際に電気回路を作るのが簡単だから」という説明が為されています。
でも、電気にはプラスとマイナスがあるのだから、 プラス、マイナス、ゼロの3つを使った3進法の方が、ひょっとしたら効率的ってことはないですかね。
という形で、なぜ2進数なのか、他の進数では駄目なのか、という問いかけの中でも、特に3進数について、もしかしたら電気の特性から言って2進数より効率的なんじゃないの?と設問されています。
で、ずっと考察してきた結果(その考察自体がグダグダなのはこれまで述べてきたとおりですが)、結論として出てきたのが「e進数」で、現実的には「2進数」か「3進数」、つまり最初の設問での対比に戻ったわけです。
である以上、最初の設問で「3進数の方が電子回路的には効率的になるのでは?」と自分で設問しているのですから、ここで本来は「2進数」が「3進数」に電子回路的に勝る理由をきっちり説明する必要があるはずなのですが、その肝腎のところをこの記事では、
実際には、2進法の方が回路作りがシンプルだったので、 現在のコンピューターは(ほとんど)2進法を採用しているのです。
とか終わらせちゃってる。
ズコッとこけるしかなくて、それじゃあ、長々といったい何が言いたかったの?ということになる。
肝腎のところをそれで流しちゃうのならば、最初から、「電気にはプラスとマイナスがあるのだから、 プラス、マイナス、ゼロの3つを使った3進法の方が、ひょっとしたら効率的ってことはないですかね。でも実はね、2進数のほうが回路作りがシンプルなんですよ。以上。」で終わってればよかったじゃん。
というわけで、結局最後まで何が言いたいのかよく判らない記事でした。
アイヌリンク:
道は一九七四年以降、「ウタリ福祉対策」や「アイヌの人たちの生活向上に関する推進方策」を策定し、アイヌ民族政策の指針としてきた。こうした施策中心の指針に対し、「宣言」は、明治期以降の国の同化政策で民族の社会・文化が破壊され、差別と貧窮を余儀なくされた歴史的経緯を直視。民族の独自性を尊重する地域社会の普遍的なあり方をうたう内容を目指す。
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